ブランド品の財布を購入する時、ギャランティカードが付いているかどうかを確認するのは鉄則ですが、イタリアのブランドの場合、別種のカードが付いていることもあります。

このカードはコントロールカードと呼ばれ、ギャランティカードのように保証する書類ではありませんが、実は真贋を見抜くのに使えるのです。コントロールカードには数字の羅列が印字されています。この数字にはブランド独自の印が施されており、この印が見当たらない場合は、偽のコントロールカードであると分かる仕組みになっているのです。

さて、イタリアのブランドに限らず、高級品の縫製はとても丁寧に施されています。ですから縫製もまた真贋の区別に役立つのです。

偽物の縫製はとにかく詰めが甘いのが特徴で、例えば新品でもほつれていたりします。他にもステッチが曲がっているものも見受けられますが、こうした商品は間違いなく偽物です。

基本的にヨーロッパのブランド品の中に縫製を疎かにしているものは存在しません。何故なら、チェック体制が整っており、文字通り万に一つも欠陥品が出荷されないからです。縫製だけではありません。財布であれば金属の箇所は強度を保つ上で重要な部位ですが、偽物は金属部分に難点があるものです。

ところで、ブランド品の真贋に関しては、別のブランドの正規品が類似品であるケースにも注意する必要があります。

どういうことかというと、ブランドの創業家の中で仲違いが起こった後、分家のような形で新たなブランドを創設するケースがあるのです。その場合、元のブランドの商品ではないものの、新ブランドの製品ではあるという面倒な事態が生じるため、消費者としても一層注意することを強いられるのです。